ゲームプレイ記録 2021/09/09 テイルズオブアライズ

テイルズオブアライズ

折角のテイルズ新作発売日なので一日中プレイして、とりあえずノーマルで進めて3つめの国までクリア。

戦闘感想

所感

戦闘はまあまあ面白いが、今の所グレイセスやベルセリアの時のような「戦闘自体が楽しいから雑魚シンボルを見かけるとつい当たりに行ってしまう」ほどではなく、避けられる敵シンボルは基本的に避けてしまう程度。
敵の弱点に合わせて使う術技の種類を変えるという要素がほぼなく(一応弱点属性はあるが主人公は火のみ)、どの敵と戦ってもあまり代わり映えしないので単調になりがち。

また、空を飛ぶ敵にはシオンの狙撃、詠唱を使う敵にはリンウェルの術妨害など敵の特性に合わせてキャラ毎のアクションで対応するブーストアタックという要素があるが、これがゲージ制でたまにしか使えないというのがかなりストレス。
進めると「敵のガードを崩す」「敵の突進を止める」等の要素も出てきて、これらも当然ブーストアタックに割り当てられているが、そもそも敵の設計がそれありきで調整されているので、ゲージが貯まっていないとなすすべなくやられるだけになりがち。

死ぬとブーストゲージが半分になるので、特定のブーストアタックが必要なボス戦などではブーストアタック要員を後ろに下げる(パーティが5人になってから)等で一応対策はできるが、この辺りはもう少し気軽に使えるようにして欲しかった。
称号強化でブースト関連のスキルを取ってブーストアタックをもっと高効率で回せるようになれば違うのかもしれない?(ブーストアタックによる特殊ダウン成功でゲージ回収は最初から入れといて欲しかった)

ブーストアタックには発動時点でアーツゲージが回復するというおまけがあり、連携中に発動するとさらに連携を伸ばすことができ、こちらは爽快感があって良いのだが、いかんせん敵の対応用のブーストアタックと連携用に使うブーストアタックが食い合っているので貯まったら即発動という訳にもいかないのが難しいところ。
一応ただ連携だけを考えればこのように術連打で敵をお手玉したりもできるのでその点は面白い。

リンウェル操作

ということで早々にアルフェン操作に見切りをつけ、基本リンウェル操作で進めていた。
まあいうて術キャラも詠唱関連のスキル取ってからが本番だろうなと思いつつ、「詠唱中移動可能」という文字を見つけて最優先で取ってみたら

その横にあった連携時詠唱短縮はシンプルに強い。というよりこれを取ってから術連打できて楽しくなった。

リンウェルの特性マジックチャージは詠唱した術をキープして次の術技と同時に放てるというもの。一瞬カービィ64みたいに2属性を混ぜた術を使えるのかと思ったがそんなことはなかった
チャージのメリットは今の所同属性の術2つで習得していない上位の術を発動できるという点ぐらいに感じるが、結局シオンがフリーズランサーとか普通に覚えていく横でリンウェルはスプレッドしか使えない(チャージで重ねてフリーズランサーを出す)という状態になっていたので、なんかおかしいぞ??となっていた。

CP制

作品によってコロコロ変わるTP制だが、今作は攻撃系の術技は連携管理用のAG(アーツゲージ)を消費して自由に出せる代わりに、回復系の術技はCP(キュアポイント)という専用のリソースを消費する形式に。
戦闘中に気兼ねなく大技を出せるCC制と探索でのリソース管理としてのTP制をいいとこ取りしたシステムのように思えたが、最近の作品のTPのように温存して戦闘していれば回復するという事が無いので、回復リソースの管理はかなりシビアになっている気がする。

一応ボス戦前にHPとCPを全回復するポイントは置かれているが、ダンジョンの途中でCPが無くなった時に一々戻らないといけないのはかなり不便。
これは被弾(=CP消費)の多くが自分の操作と関係無い味方の被害で、CPの維持にあまりプレイヤーが介入できないというのもあるかもしれない。

ストーリー感想

カラグリアのいかにもな強制労働施設、シスロディア東ドイツ的な密告社会と序盤のストーリーラインは割と王道な解放ものという感じだったが、要所要所で結局記憶喪失で一年分の記憶しかないアルフェンがなんでそこまで奴隷解放の使命感を持てるのかがよく分からずいまいちノリ切れなかった。

メナンシアで一転してレナとダナが共存しているホワイトな社会という変わり種が出てきて、ようやく先が気になって面白くなってきた。
領将テュオハリムが完全に善人だとするとアルフェンには戦う理由が無く、かといってシオンの目的が変わらないなら意見が対立することになるので、どう着地するのか面白そう(逆に実は悪人でしたパターンだとまた倒して終わりになるのでやめて欲しい)と思っていたが、どちらでもないパターンだったのでこれはこれでアリ。

個人的には湖でのテュオハリムとキサラのやり取りは、一方的に望まない地位や期待を押し付けられたテュオハリムの苦労も十分にあるはずなのに、その幻想を抱いて死んでいった兄がかわいそう(ついでにキサラもかわいそう)というように一方的にテュオハリムを駄目な奴として描いているところのシナリオのキサラへの肩入れ具合がかなり気持ち悪かった。

ただその後黒幕を倒してメナンシア編最後までやると、キサラは本当はテュオハリムを恨んでいない、テュオハリムもちゃんと自分から平和な国を実現するように進み始めるという終わり方だったので、この着地点には納得できた。

(あと全体通して漫画的なのかラノベ的なのかわからないけどやたらと字幕に強調の点が使われてるのがたまに鼻につく)